春見の手記

まだ何かくかも未定です

雨と自転車とブックオフ

5月6日19:10、GW最終日、今シャワーから上がったあと、PCの前でこれを書いている。シャワーを上がった後、身体が自然乾燥するまで、腰にバスタオルを巻き、ここ1週間読み続けている『村上龍全エッセイ』の最後の対談部分を読み続けていた。そして、今、乾いたその身体でキーボードを打っている。耳に流れている音楽は安田レイの『きみのうた』、ここ最近嵌っている。何故、こんな時間にシャワーを浴びたのか。いや、思わないか。飯を食う前にひと風呂浴びる人もいる、多分、会社帰り、家に着いてすぐシャワーを浴びる人もいるだろうから別にさほど珍しいことではないか。いやあ、自分にとっては珍しい話でね。普段は11時過ぎくらいに浴びるからね。そう、何でこんな時間にシャワーを浴びたかって、ツイさっきまで雨の中車輪を回しながら、ブックオフに行っていたんだ。それで、冷えた身体をよみがえらせるようにシャワーを浴びていた。それは大変な時間だった。以前に訪れたのは、もう2年以上前で、微かな記憶を頼りに自転車を漕いでいたんだ。多分、こっちであっているんだろうかって。こんなに曖昧な記憶でしかないのに、その曖昧な記憶を僕は頼った。でも、それは間違いだった。実際には、真反対に向かっていた。ロス時間は30分。私は、ため息を吐いた。そのため息は虚空に消えた。白くはならない。首元に汗をかき、その汗は雨風で身を冷やす。ああ、俺は何をやっているんだろう、こんなに馬鹿に思ったことは今までには無かったかもしれない。雨の中、自転車を漕ぎ、時には傘を刺す、傘は重いし、錆びた自転車は上手く車輪が回らない、足は痛むばかり、面倒になり、傘を閉じ、その途端雨風は強さを増していく。ばからしい、ただ20%OFFセールの為だけに、何故ここまでして俺は自転車を漕いでいるんだろう、こんなことをずっと思っていた。そして、やっとGoogle mapを開き、書店を入力する。そこから、正規ルートへの道のりは幕を開けた。僕の住んでいる町は坂が多く、ずっと坂だった。傾斜のきつい長い登り坂があり、その後、急な下り坂が長く続く。まるで駱駝の背中みたいな町だ。そして、びしょぬれになりながら辿り着いた。ブックオフ。店内は盛り上がっていた、もう、2年前の記憶になるが、全く人のいなかった店内しか想像が出来なかった、そのブックオフには多くの人影が写っていた。私は、いつものルートで店内を散策する。100円棚をあ行からワ行まで、その上から下までなめまわすように見るのである。最初に目に留まるのは、やはり、赤川次郎、でも私はミステリの方がとことん駄目で、読めないので。残念ながら手にとれないのだ。読めれば、とても楽しいのだといつも思っている。ミステリが何故苦手なのかもブログにて纏めたいものだ。私の目に留丸野は、新井素子さん、今回も『ああ、あった』と手に取った。ひとめにあなたに、今にない簡素なイラスト調な表紙が身をそそる。そして、あらすじを見る。うん、面白そう。ストックだ、そう言って手にとって下に置く。そんな感じで、だらっと見ていく。最近は、昭和文学と、SFが好きなので、その中で気に入ったものを手にしていった。そして、買ったものが

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新井素子さんの『チグリスとユーフラテス』、中島らもさんの『ガダラの豚』、山本弘さんの『アイの物語』、新城カズマさんの『サマータイムトラベラー』、景山民男さんの『遠い海から来たCOO』、三田誠広さんの『いちご同盟』、石原慎太郎さんの『太陽の季節』。こんな感じ。

 まあ、他にも買うか迷った本もあったけどね、景山民男さんの『ティンカーベルモリー』、舞城王太郎さんの『ディスコ探偵水曜日』も迷ったんだ。まあ、いいかって戻したけどね。だから、今回買った本はこんな感じです。いやあ、良い収穫があった。これなら、雨に濡れたかいもあったってね。

 それでは、村上龍エッセイの残り30Pほどを読み進めるとしますかね。